夢の続きを 2017.6.10

夢の続きを 2017.6.10

日程:2017年6月10日(土)
会場:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)
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「夢に目覚める」
出演:西森千明&Rayons
開場:14時30分 開演:15時
料金:3200円(nicolasのお菓子&1ドリンク付き)
定員:20名さま
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「ネムノキ」
出演:おおはた雄一&扇谷一穂
開場:19時30分 開演:20時
料金:4700円(nicolasの前菜&パスタ&デザート&1ドリンク付き)
定員:18名さま

一日料金:6900円

音楽の演奏を生で聴いていると、言葉や自分を超えて、世界とひとかたまりになったような気持ちになる。
それは音楽家が、自身の体の底、意識の闇に手を伸ばし、言葉を超えた声や手触りやうねりを、振るわせているからだ。
誰の体にも闇が眠っているから、自他を超えて鼓動を共有することができる。
音楽が人の中に広がる夜をノックし、夢が目覚める。

夢のなかでは、言葉や自分を超えた自由な世界が広がっている。
予感に導かれ、手探りで進む。まるで生まれたての赤ん坊のように。
夢を見ているかぎり、人はいつでも真新しく、目覚めた日常を、夢の続きとして生きる。

お申し込み:下記アドレスまで必要事項を明記のうえ、メールをお送りください。
[ignition.gallery@gmail.com]
件名「夢の続きを 2017.6.10」
1.お名前(ふりがな)
2.当日のご連絡先
3.ご予約人数
4.ご希望の公演:夢に目覚める・ネムノキ・一日

*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
*メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しています。

西森千明

どこか遠くで響いているかのような歌声とピアノの音色が、風や光のように、空間に、聴く人ひとりひとりに、ふりそそぐ。その場の空気に溶け込むたおやかで自由な演奏と、言葉のベールをまとった声音は、自然の豊かさそのものの音楽。2014年3月、古い木造の小学校で録音した2ndフルアルバム「かけがえのない」を発表。http://www.chiaki-nishimori.info

Rayons(作曲家/ピアニスト)

音楽家・中井雅子のソロプロジェクト。
音大にて、クラシック、管弦楽法、ポップス、スタジオワークなどを学び、卒業後、音源製作を中心に据えた活動を開始。
作曲、ストリングスアレンジ、ピアノ演奏等行う。
彼女が紡ぎ織りなす世界は、ファンタジーとダークネスな感情が重なり共鳴し特有の美しさとノイズを生み出している。
これまでにSylvain Chauveau、James Blackshaw、Ulises Contiらと共演。
デビューミニアルバム『After the noise is gone』を2012年にリリース、2015年9月にPredawnをゲストに迎えた
ファーストアルバム『The World Left Behind』をリリース。
Rayons =「光線」「半径」(フランス語)
http://www.rayons.jp 

おおはた雄一  OHATA YUICHI

1975年茨城県生まれ。シンガー・ソングライター、ギタリスト。2004年1stアルバム「すこしの間」を発表。現在までにオリジナルアルバム7枚のほか、カバー集、ギターインスト集など合わせ、14枚のアルバムを発表している。代表曲「おだやかな暮らし」は、多くのアーティストにカバーされる。楽曲提供(湯川潮音、畠山美由紀etc)、アルバム参加は100作以上にのぼり、映画・CM音楽、ナレーション等活動は幅広い。ライブでは、芳垣安洋(dr)・伊賀航(B)とのトリオや、坂本美雨とのユニット「おお雨」、福岡晃子(チャットモンチー)とのユニット「くもゆき」などでも活動。
2016年、金井純一監督の映画「ちょき」オリジナルサウンドトラックと、主題歌を担当。サントラ盤をアナログレコードでリリース。
2017年4月、前作から2年ぶり通算8枚目となるオリジナル・アルバム「タイム・フライズ」をリリース。
www.yuichiohata.com

扇谷一穂(Kazuho Oogiya)

東京生まれ。幼少時より能とバイオリンを習う。
中学生の時ジャズを夢中で聴くうちに、音としての自分の歌声の響きに面白さを感じ、大学在学中にオリジナル曲を作り始める。
’02年オリジナル曲アルバム『しののめ』(midicreative)、にてアルバムデビュー。深く手触りのある歌声と、都会的なセンス溢れる詞と楽曲で注目を集める。 ’07年におおはた雄一プロデュースによる、スタンダードを中心としたカバーアルバム『Canary』(galactic)、 ’10年に『たくさんのまばたき』(tropical)をリリース。3アルバムともにアートワークを自ら手がけ、個展・ライブを重ねる。
CM曲やナレーション、朗読、客演作品も多数。ゴンチチのクリスマスアルバムへ作詞・歌唱で参加するなど多彩に活動している。
http://kazuhooogiya.wix.com/kazuhooogiya

ビジュアル;扇谷一穂
企画:熊谷充紘(ignition gallery)

Nicome vol.2

「Nicome vol.2」をつくりました。

「Nicome」はnicolasの小冊子です。「ニコメ」と読みます。
なにかをなりわいにしている方たちに、
「2個目にやりたい(やりたかった)ことはなんですか?」を聞いて、
その2個目を書いて(描いて)もらった、というものです。
「実は今のが2個目だから、ほんとはこれがやりたかった」という方もいます。
文章ではなく、絵や写真の方もいます。
執筆者は、主にnicolasのお客さんです。
前回のvol.1と同じコンセプトで、
前回とは別の方たちに書いていただいています。

5/14頃より、nicolasで販売予定です。
税込みで400円です。
コーヒーを飲むついでに、ワインを飲むさかなに、
読んでいただければうれしいです。

Nicome vol.2
2017年5月1日発行

石亀 綾子 (夜長茶廊 カレー担当 http://yonagasarou.com
吉村 健 (Hummingbird coffe 店主 http://www.hummingbirdcoffeetokyo.com
      フォトグラファー  http://www.tkcphotograph.com
      Quiet Moments 監修  http://www.quietmoments.jp
曽根 由賀 (nicolas ソムリエール)
太田 美帆 (聖歌隊CANTUS fb: Cantus Twitter: 聖歌隊CANTUS INSTAGRAM: omote.cantus)
碇本 学 (フリーターときどきライター
Blog: http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel
Twitter: https://twitter.com/manaview
鷹取 愛 (山ト波 http://yamatonami.com
横山 雄 (グラフィックデザイナー/イラストレーター http://yokoyamaanata.com/
川又 悠 (ITエンジニア(傍ら音楽活動) http://punpuncircle.com
山田 俊二 (探偵)

発行人/編集人 曽根 雅典
表紙絵/デザイン 横山 雄
発行所 nicolas
定価 400円(税込)

6周年。

縁もゆかりもない人たちが、
6年たって
縁もゆかりもある人たちになりました。

この場所で
偶然が積み重なっていくのを
これからも見たい。

ありがとうございます。
nicolas、6年たちました。

まわりの先輩たちのお店が、
11周年だったり、23周年だったり、
本当に、すごいなと思います。気が遠くなる。
同時に、
10年やった人が言うから重みがある言葉、
というのがある、
ということにも気づきます。
10年やってからじゃないと言えない言葉。

もし、なんとか、10年続いたら、
言いたいと思っていることがあります。
今はまだ早い。
10年たったら今言いたいことなんか
すっかり忘れちゃってるかもしれないんですが、
そのときにまだ、
言いたいと思っていたら、
言おうと思います。

もつかな。

これからもよろしくお願いします。

5月のお休みのおしらせ。

5月のお休みのおしらせです。

月・水・木は
14:00〜24:00
金・土・日は
16:00〜24:00
の営業時間です。

1(月)16:00~オープン
2(火)
3(水)16:00~オープン
4(木)16:00~オープン
5(金)
9(火)
16(火)
17(水)
23(火)
27(土)
30(火)

5/5(金)は
「柴崎友香×勝井祐二『かわうそ堀怪談見習い』」
5/27(土)は
「ランテルナムジカ“dreaming”」
のため、通常営業はお休みをいただきます。
5/1(月)、5/3(水)、5/4(木)
のランチ営業はお休みをいただきます。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

柴崎友香×勝井祐二『かわうそ堀怪談見習い』

柴崎友香×勝井祐二『かわうそ堀怪談見習い』

“行方不明になった読みかけの本、こっちに向かってきているはずなのにいっこうに近くならない人影、いつもの道に現れる不思議な生き物・・・。”

小説家・柴崎友香さんの最新作『かわうそ堀怪談見習い』の刊行を記念して、柴崎友香さんの朗読と、音楽家・勝井祐二さんのヴァイオリンのセッションをおこないます。

日時:2017年5月5日(金)開場:18時30分 開演:19時
会場:nicolas(世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル2F)
料金:3900円(nicolasの前菜&パスタ&デザート&1ドリンク付き)
定員:18名さま
出演:柴崎友香(朗読)、勝井祐二(ヴァイオリン)

誰かが不在の場所、残された気配、忘れていた記憶、残響。見えないものを見つめるということを、声と音楽のセッションで目の当たりにして頂けたらと思います。

ここでセッションを体験しているとき、他の場所にわたしはいない。

柴崎友香さんと勝井祐二さんのセッションはこれで2回目です。

柴崎さんは、勝井さんが中心メンバーであるROVOが日比谷野外音楽堂で毎年開催している「MDTフェスティバル」通称“宇宙の日”の2008年5月5日の模様を、短篇小説『宇宙の日』として描いています。

前回はその『宇宙の日』のセッションも行いました。言葉が音楽と絡まって、現実とフィクションが入れ子になって、“宇宙に行けるなあ”と感じました。

この機会にぜひご体験ください。

ご予約:下記メールアドレスに必要事項を明記しメールをお送りください。

ignition.gallery@gmail.com

件名「柴崎友香×勝井祐二『かわうそ堀怪談見習い』



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* ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。


*メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。


*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しております。

柴崎友香

小説家。2000年に初の単行本「きょうのできごと」を刊行(2003年に映画化)。
2007年「その街の今は」で織田作之助賞大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、咲くやこの花賞、
2010年「寝ても覚めても」で野間文芸新人賞、2014年「春の庭」で芥川賞受賞。
小説「わたしがいなかった街で」「パノララ」「ビリジアン」エッセイ集「よう知らんけど日記」など著書多数。

勝井祐二(音楽家/ヴァイオリニスト)

ROVO . KOMA . TWIN TAIL . DRAMATICS . 勝井祐二 × U-zhaan . FISHMANS . などのバンドやユニットと、ソロや様々な音楽家との即興演奏で、エレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者。
1996年、山本精一と「ROVO」結成。バンド編成のダンスミュージックで、90~00年代以降のオルタナティブ~野外フェスティバルのシーンを牽引した。ここ数年は毎年タイを訪れ、現地のバンドに加わってタイ国内をツアーするなどの交流をしている。

企画:熊谷充紘(ignition gallery)

ランテルナムジカ“dreaming”

ランテルナムジカをはじめてみたのは、
2013年、雨の富士見丘教会でした。

たぶん、はじめて海をみたとき、はじめて花火をみたとき、
きっとこんな感じだったんじゃないかな、
そう思ったのを覚えています。

いろいろ信用しているカメラマンの三田村さんに
「ランテルナムジカはぜひみてほしい」
と言われていて、
「どんなかんじなの?」
「やー、なんて言えばいいのかな、とにかくみてほしい」
というようなやりとりをしていたのですが、
ほんとに、なんて言えばいいのかわからない、
それがわかりました。

なので、みなさんにもみてほしいです。
ぜひ。

ランテルナムジカ“dreaming”

三軒茶屋にあるカフェ「nicolas ニコラ」の6周年を記念して、音楽家・トウヤマタケオと画家・nakabanによる旅する劇団「Lanternamuzica ランテルナムジカ」の公演“dreaming”を、5月27日の昼と夜に開催します。

6周年は、過去から未来へと続いていく途中です。それは昔から、子ども部屋にいた頃から続いています。

ランテルナムジカの音楽と幻燈は、子ども部屋に通じる風であり、その風の彼方には、未知の世界が広がっています。

いま、この瞬間は、過去も未来も含んだ、過程です。

だとしたら、夢を見続けよう。

nicolasとあなたの6年の時の流れ方は別々だったとしても、

窓に映る夢の中には、あなたもnicolasもいる。

日程:2017年5月27日(土)

会場:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)

【昼公演】 

開場:14時 開演:14時30分

料金:3900円(nicolasのお菓子とドリンク、小冊子nicome vol.2付き)

出演:ランテルナムジカ(音楽:トウヤマタケオ、幻燈:nakaban)

定員:20名さま

【夜公演】

開場:19時 開演:19時30分

料金:5600円(nicolasの前菜&パスタ&デザート&ドリンク、小冊子nicome vol.2付き)

出演:ランテルナムジカ(音楽:トウヤマタケオ、幻燈:nakaban)

定員:16名さま

お申し込み:下記アドレスまで必要事項を明記のうえ、メールをお送りください。
[ignition.gallery@gmail.com]

件名「dreaming」

1.お名前(ふりがな)

2.当日のご連絡先

3.ご予約人数

4.ご希望の公演:昼公演・夜公演

*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。


*メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。


*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しています。

Lanternamuzica ランテルナムジカ

“lanterna magica”で”幻燈”の意味。
幻燈に音楽がくわわると”lanterna musica”。
東欧をひと匙 “lanternamuzica”。http://lanternamuzica.blogspot.jp

トウヤマタケオ
音楽家。1965年兵庫県生まれ。ピアノ 声 諧謔 郷愁 D.I.Y.
ピアノ弾き語りの他に、チェリスト徳澤青弦とのユニット Throwing a Spoon、8ビート偏愛ユニット”PATO LOL MAN”、など活動は多岐に渡る。現在、画家nakabanとの幻燈ユニット”ランテルナムジカ”では作品を制作中。
HP : www.takeotoyama.info
Facebook : https://www.facebook.com/groundpiano

nakaban
画家。広島県在住。ランテルナムジカの映像係。
旅と記憶を主題に描くタブローのほか、挿絵や絵本、文章、漫画、映像など幅広く発表。
新潮社「とんぼの本」のロゴマークほか仕事多数。http://www.nakaban.com/

企画:熊谷充紘
宣伝美術:nakaban

料理歳時記。

アアルトコーヒーの庄野さんが
Hemisphereのweb版をはじめました。
http://www.hemisphere.world/
庄野さんが定期的に出していた小冊子Hemisphere、そのweb版です。
これがどういうものか、
庄野さんのブログへのリンクを貼ろうかとも思いましたが、
まるっと転載します。以下。

『Hemisphere webはじめました。

表記の通りです。
こっそりはじめました。
世界を変えるためにはじめたHemisphere、より自由に、より依存しないものにするために
あえて、今頃、ブログという形ではじめることにしました。

スポンサーもなく、課金もなく、なんのしがらみもない場所であること。
そうでなければ出来ないこと、自身の奥をのぞき込むような場所。
そんな場所でありたいと思っています。
参加したい!って人がいましたらご連絡ください。
テーマもなく、締切もなく、たった一つだけを遵守していただきます。
それは、カッコいいということを忘れない、それだけです。
カッコわるいことはやっぱりカッコわるい、そう思えるようになりました。
何周もしてやっとスタート地点に立ちました。
どうなっていくか楽しみです。
たまに覗いてみてください。
庄野あいかわらず青臭いことやってんな~ってニヤリとすることになるでしょう。
それはもう、こっちに来てるってことなので。
そんなこんなで、よろしくお願いします。』

というのがHemisphere、のweb版です。
Hemisphereにも書かせていただいていましたが、
こちらにも書かせていただけることになりました。
nicolasの料理担当・曽根です。
よろしくおねがいします。

料理歳時記を書こうと思います。
中公文庫から出ている辰巳浜子さんの「料理歳時記」、
読んだことありますか。
とてもいいのでぜひ読んでみてください。
この料理歳時記の、2017年版を書こうと思います。
どのくらいの頻度になるかわかりませんが、
季節ごとに、食材のことを書いていこうと思います。
第1回は「蕗の薹」を書きました。
読んでみてください。

あと、2回目以降は、
ささきゆたかくんが挿絵イラストを描いてくださいます。
http://sasakiyutaka.com/
(1回目にも近々挿絵がつきます)
そちらもおたのしみに。

よろしくお願いします。

4月のお休みのおしらせ。

4月のお休みのおしらせです。

月・水・木は
14:00〜24:00
金・土・日は
16:00〜24:00
の営業時間です。

4(火)
11(火)
18(火)
19(水)
25(火)

4/5(水)〜4/30(日)までは
「Kanae Entani 個展 静かなるフルーツ」を開催します。
4/8(土)は
「静かなる演奏会」です。
お店は通常営業です。

よろしくお願いいたします。

暁の戦力外部隊。

この街は、戦争に巻き込まれてるのかもしれない。
なぜなら、傷ついた人がたくさんくる。
翼のもげた人、心の折れた人、胸が破けた人。
ここは、野戦病院なのかもしれない。

よその町からやってきたやつが、
野戦病院をしている。
ここには、
ケガをした人をちゃんと治す設備や人は備わっていないから、
できることは、
赤チンをつけることと、さすることぐらい。
ちゃんと治さなければいけない人は、もっとちゃんとしたところ、
本物のナースの格好をした人が、さすってくれるお店とかに、
いってください。そこも治るのかどうかはしらないけど。

傷ついた人たちは、
私の武器では弱すぎて、戦うことはもう放棄している。
私は生き残りたいだけだ。
というのは建前で、ほんとうは、
私の武器でもまだ戦えるはずだ。
とも思っている。

ほんとうに傷ついたら、故郷に帰ればいいと思ってる人。
ほんとうに傷ついたとしても、故郷には帰りたくない人。
いろいろあって、故郷には、帰れない人。
だから戦えなくなっても、なんとか生き残らなければいけない。

赤チンは、けっこう効く。

ええっ?!
赤チンを知らない?
赤チンてのは、あれだよ、ほら、こういうのに入っていて。
赤チンは、知ってないと、効かないかもしれない。
きみらの世代の赤チンに相当するものは、なに?
今度仕入れておくよ。

6年。

6年、てなんだろう。

自分にできることなんてそんなにない。
自分にできることを精一杯やるしかない、と思ってたけど、
それだけじゃダメなのかもしれない。
世の中は冗談みたいだ。
でも、ほんとにクソみたいに無力だから、
やっぱり自分にできることを精一杯やるしかない。

バカは黙っているのがいちばんなのかもしれない。
いつも思う。
でも、なにか言いたいから、勉強する。
そうすると、ほんとに自分の無知さを思い知って、
いよいよなにも言えなくなってくる。勉強すればするほど。
ほんとにバカでいやになる。
でも言う。バカだから。

私利私欲について考える。
私利私欲は捨てたほうがいいらしい。
無欲無私。そんなことができるんだろうか。
じゃあ、家利家欲、友利友欲。
「家族と友人さえ幸せならそれでいい。」という言い方と、
「せめて家族や友人だけでも幸せになればいい。」という言い方で、
けっこう意味が違ってくる。
「汝自身を愛するように隣人を愛せ」って、
まず自分をうまく愛することさえできていない。
市利市欲、県利県欲、都利都欲。
そんな大義名分で頑張っている人はたくさんいるだろう。
国利国欲。
ちょっと背筋が寒くなる、ちょっと怖い気がする。
世界利世界欲、宇宙利宇宙欲。
ここまでくると、もう神様だな。

自分とはまったく利害関係がない人のためにがんばる。
自分が自分のために頑張ったことが、誰かのためになる。

人は、利や欲の、おさまりどころがはっきりしないと落ち着かない。
「〇〇のために」がないと、落ち着かない。
それを、宙ぶらりんのまま、落ち着けないのが、いいのかもしれない。

「オレのこの言葉でみなさん救われてください」
なんて人の言葉に、救われた記憶はない。
「ほんとにボンクラですみません。人なんて救えません」
という人の言葉に、勝手に救われてきた。

やっぱり自分にできることを精一杯やるしかない。
そして、頼むからどうか、それが誰かのためになってくれ。

これは、祈りと呼べるようなものなのだろうか。