ポケットに名言を。
明日からちょっと、旅に出てきます。
旅の準備において何よりも重要なのは、みなさんご存知のとおり「どの本を持っていくか」です。これを書いている今現在、スーツケースにはまだ何も入っていませんが、この1週間、どの本を持っていこうかずっと考えていました。
常連のお客さんの中には、プーケットのビーチで寺山修司と浅田次郎を読むという快挙を成し遂げた方がいらっしゃいました。むむ、負けられん、と思いました。
これを機に、昔読んで「あれって、どんなハナシだったっけ?」というような本を再読するということも考え、高橋源一郎の「さようなら、ギャングたち」をぱらぱらと読み返してみましたが、なんとまあ、美しい日本語なんでしょう。
杉浦昭嘉の「原発と拳銃」は、持っていこうと思っていたのに読んでしまいました。朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」も、映画を観た流れで読んでしまい、ちょっとどっぷりした気持ちになってみたりして、楽しい旅の前になんて気持ちになってしまっているんだ!いけないいけない。かといって、「冷静と情熱のあいだ」…なんて、さすがに読む気にもならないし。
そんな折、今日本屋さんで手に取った岸本佐知子の「ねにもつタイプ」。1話目の「ニグのこと」を読み、これだ、と確信。旅に必要なのはこういう本。
あとは、武田百合子の「犬が星見た ロシア旅行」を。いや、ロシアにいくわけではないんだけど。
行ってきます。