Mine Vaganti。
シネスイッチ銀座にて「あしたのパスタはアルデンテ」を観る。
まず、ツッコミどころとしては、原題の「Mine Vaganti」(直訳すると“浮遊機雷”)を、どうこねくり回して「あしたのパスタはアルデンテ」という邦題にしたかと。だって「あしたのパスタはアルデンテ」ですよ。それでも恋するバルセロナかと思いましたよ。あしたのパスタはアルデンテって。毎日アルデンテにしてください。
アルデンテはさておき。映画はプーリアのレッチェが舞台。街並みも海も美しく、出演している俳優さんもみなさん南イタリア出身の方ばかり。陽気な感じでとてもよかった。お料理のシーンがもっとあったらな、と個人的には。プーリアは行ってみたい場所のひとつなので、より一層行きたくなりました。ソラマメのピュレとチーマディラーパやらオレキエッテやらフリセッレやらを食べたい。
僕が銀座で、そんなアルデンテを観ている頃、嫁は新宿で「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」を観ていたそうです。なんかもう、タイトルだけで敗北感が。
「へぇ、そのアルデンテ観てきたんだ。私ヌーヴェルヴァーグだけど?」的な。
偶然ですが、両作品とも同じ配給会社。
イタリアをフランスにバカにされるのは悔しいので、邦題、もうちょっとなんとかしてください。