(仮)
すべての人は、ある場所ではマイノリティになると思っている。
最初から、マイノリティだと思われている人もいる。
それは、喫煙者だったり、
子連れのお母さんだったり、
お酒が飲めなかったり、
それぞれ肩身が狭かったりする。
マイノリティで集まって、過半数を占めて、
胸を張って振る舞う、のは少し違う気がしている。
それはきっと、その中でまた別のマイノリティを生むし、
集まり同士が対立する。
それぞれ違うマイノリティが、たまたま居合わせる。
喫煙者、子供連れ、下戸。
状況はさまざまだけど、肩身が狭いということが共通点。
それぞれの肩身の狭さを、想像できると思う。
多様性を尊重することが、分断を生むのではなくて、
そういう社会がいいなと思うけれど、
社会なんて大きさではむずかしいのかもしれない。
なら、お店ぐらいの規模ならできないかな。
そんなふうに思う。
マイノリティが、選民意識にならないように。