6年。
6年、てなんだろう。
自分にできることなんてそんなにない。
自分にできることを精一杯やるしかない、と思ってたけど、
それだけじゃダメなのかもしれない。
世の中は冗談みたいだ。
でも、ほんとにクソみたいに無力だから、
やっぱり自分にできることを精一杯やるしかない。
バカは黙っているのがいちばんなのかもしれない。
いつも思う。
でも、なにか言いたいから、勉強する。
そうすると、ほんとに自分の無知さを思い知って、
いよいよなにも言えなくなってくる。勉強すればするほど。
ほんとにバカでいやになる。
でも言う。バカだから。
私利私欲について考える。
私利私欲は捨てたほうがいいらしい。
無欲無私。そんなことができるんだろうか。
じゃあ、家利家欲、友利友欲。
「家族と友人さえ幸せならそれでいい。」という言い方と、
「せめて家族や友人だけでも幸せになればいい。」という言い方で、
けっこう意味が違ってくる。
「汝自身を愛するように隣人を愛せ」って、
まず自分をうまく愛することさえできていない。
市利市欲、県利県欲、都利都欲。
そんな大義名分で頑張っている人はたくさんいるだろう。
国利国欲。
ちょっと背筋が寒くなる、ちょっと怖い気がする。
世界利世界欲、宇宙利宇宙欲。
ここまでくると、もう神様だな。
自分とはまったく利害関係がない人のためにがんばる。
自分が自分のために頑張ったことが、誰かのためになる。
人は、利や欲の、おさまりどころがはっきりしないと落ち着かない。
「〇〇のために」がないと、落ち着かない。
それを、宙ぶらりんのまま、落ち着けないのが、いいのかもしれない。
「オレのこの言葉でみなさん救われてください」
なんて人の言葉に、救われた記憶はない。
「ほんとにボンクラですみません。人なんて救えません」
という人の言葉に、勝手に救われてきた。
やっぱり自分にできることを精一杯やるしかない。
そして、頼むからどうか、それが誰かのためになってくれ。
これは、祈りと呼べるようなものなのだろうか。